モバゲー「やきゅとも!」サービス終了

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モバゲー「やきゅとも!」サービス終了


半年ぶり近い投稿になります。
どうもお久しぶりです。

2010年4月27日リリース以降、モバゲーで運営中の「やきゅとも!」が
ついにサービス終了の告知を出すこととなりました。
とても残念としか言い様がありません。

今までに200万人を越える多くのユーザー様に遊んでもらえた事に感謝いたします。
また、運営を継続できない形となってしまった事に関しましてお詫びいたします。

このアプリには私自身、会社での思い出もたくさん詰まっております。
ちょっと振り返ってみたいと思います。

この「やきゅとも!」、
開発した会社はポケラボという会社になります。
当時は10名いたかいないかぐらいの人数で開発する会社でした。

そんな環境の中、
「やきゅとも!」というアプリは私自身が1人で企画から開発、
デザインまで全てを任され開発してたようなものです。
言語はMySQL / PHP / Flash。PHPやMySQLに関しては
半年間くらいしか経験のないペーペーが作ったものです。
もちろんオブジェクト指向も分からず、purePHPでclassもテンプレートも使わずに
functionのみを使用したようなスパゲッティソースです。他の人に引き継ぐには中々のソースです。

ただただ、当時は、自分で考えた企画を即時に反映、そしてリリース
ユーザー様からの反応をみてはすぐに拡張という一人で運営してたから出来ることも多くありました。

土日はほぼ休みなく、対応に追われる日々でした。
ユーザー様からの電話対応、サークルでの叫び、自分のブログ上でのメールに
「死ねよ!カス」とか色々苦痛な事も多々ありましたが、
それも全て、自分自身で生み出したものに対してのユーザー様の声。
誠意に受け止め、日々新しい企画を練っては即時反映を意識して行ってきました。

そして、当時モバゲーで流行っていたアプリの多くがサンシャイン牧場の模倣など
時短系のアプリばかりの中、「やきゅとも!」は
モバゲーではまだなかった 9人のスタメンの配置+カードガチャをいち早く導入していることも
あり、みるみるモバゲーランキングの上位へとあがっていきました。

ランキングが上位になるにつれて、
会社からは売り上げ売り上げとせばまれるようになり、
開発時は、ほぼ放置で開発させてくれてたのにも関わらず変わっていきました。

自分は自分が楽しく思え、ユーザー様も楽しんでもらえるようにしたい。
そう思って開発運営をしてきましたが、そうもいかなくなってきてました。
当時、この件で会社を退職しようと思ったことが何度かあるほどです。

普通に自分が経営者だったら当たり前の発想なのかもしれませんが
当時、僕はただ楽しくて開発をしていたメンバーの一人です。
お金も大事だけど、会社存続させるくらいのお金は十分なんじゃないんですか?
的な感じでいましたので結構反発してました。

そんな時期もありつつ、運営をしていました。
その後は新しいプロジェクトをやって欲しいということで、
あとがまのエンジニアが入社し、引継ぎ作業をするようになりました。
そして、会社も初めは4人だったのが、20人ほどになり、
このモバイルソーシャルゲームで一気に急成長する会社となります。

起業仲間はmixiで見つけた 150万人が遊ぶソーシャルゲーム作るポケラボ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/16/news060.html

など、たくさんのメディア系も食いついてきました。
写真を撮られたくない代表二人(当時)はとことん取材キャンセルしてましたね。

その頃の「やきゅとも!」は、
あとがまと一緒にワイワイ楽しみながら、企画運営をし、
自分はアイドリング!!!というフジテレビで売り出していたアイドルグループのコラボを
最後にやきゅとも!の運営から離れることになったのです。


弊社初のテレビとモバイルゲームのコラボを実現させたキャンペーンとなります。

その後、会社は運営していた
「サムライ戦記」と「やきゅとも!」が好調なこともあり
巨額の資金調達を得ます。
シリコンバレーにこの時、初めて投資家さん達と行かせて頂き
とても緊張するMTGの連続でした。

ポケラボが約10億円の資金調達に成功
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/01/news011.html

ここでちょっと脱線して、あのやきゅとも!のイラストはどこから生まれたものなのか?について
述べておきます。

このイラスト、なんとプロの方が描いた絵ではなく
pixivで探してきた人に描いてもらってました。
今考えるとありえない破格でお願いしてたんだなーと思います。

現在の美麗系といわれるカード1枚のイラストに
4-10万円近くかかるといわれていますが、
このやきゅとも!は当時、アバター1パーツを500円とかで描いてもらってました。
今考えるとありえないですね。。。
pixivさんというサービスに感謝です。

//////////////////////////////※追記 5/23
伝わり方に誤解が生じていることがわかりましたので追記します。
まだ、ソーシャルゲームも黎明期で今ほどの騒がれる前の話で
イラストの発注費用もどの程度かも分からない絵師と私の2人が
pixivを経て喫茶店で出会います。

そしてバットやポーズ、目、装飾などあらゆるアバターのパーツに対して
1パーツ500円でやってもらえるということでお互い合意してスタートしました。

その後、この絵師さんは弊社に転職を決めていただき
共にアプリ運営チームの一員としてご活躍していただいています。
日々、尊敬感謝しております。

この件ですごいバイラルが発生して驚愕しました。
今考えると、確かにイラストレーターさんからしたらひどい話ですね。。。
それほどまでに自分が無知なことがお恥ずかしい。。。
///////////////////////////////

そして、会社がどんどん大きくなっていきます。
社員も80名近くまで増えていくと、
そこはもう当時の雰囲気はありません。

ちゃんと仕事しない人もいれば、めちゃくちゃ頑張っている人もいる。
会社自体急成長してしまった事もあり、
色々な面で破綻していきます。

自分も現場ではなく
上の立場になり、
たくさんの失敗、挫折を経験しました。

・開発ラインの増大
 ⇒品質管理が追いつかない

・情報共有が行き渡らない
 ⇒メンバー同士ですれ違いが発生

・人材育成の仕組みがない
 ⇒ポッとでのビジネスなので経験者不足
 ⇒大量採用してもすぐにはキャッチアップできない。
⇒いきなり現場、不具合発生

・マネージメント経験者不足
 ⇒現場で出来る人がマネージメントになることで
   開発スピードも落ちる+品質低下

・プログラムの共通化ができていない
 ⇒アプリを作るとなると1から開発

などなど、あらゆる問題が会社内で発生しました。
毎日が負のログインボーナスというくらい辛かったです。
改善しようにも問題が多く、直しては次の問題が発生といった感じで
日々、悩まされる毎日でした。

そして、月日が経つも
未だに売り上げを出し続けているのが
「やきゅとも!」「サムライ戦記」といった状態。
その次につながるアプリがなかなかでてきません。

そんなこんなで2年やってきました。
ディレクターも変わりに変わり
エンジニアも変わりに変わり
会社も変わりに変わり
携帯もスマホに移行しつつあり
長いようであっという間でした。

「やきゅとも!」 ユーザー様には
色々とお騒がせしたアプリでございます。

あらゆる芸能人とのタイアップ
・アイドリング!!!
・読売巨人軍
・戦場カメラマン
・ボビーオロゴン
・清原 和博
・大魔神佐々木
・新庄 剛志
・つぶやきシロー etc

アニメ化
http://s2works.net/jolly/2011/10/yakyutomo.html

など色々やってきましたが、
本当にユーザー様は望んでいたのでしょうか?
二年間の運営を通して何か得るものはあったのか?
原点はどこにあるのか?

よく考えて、振り返ってみました。
自分が楽しく思え、ユーザー様も楽しんでもらえるようにしたい。
これに限ると思うのです。

作り手が会社からやらされて作ってたらいいアプリなんて出来ないんじゃないかなとおもいました。
ホントに作りたいアプリ、ユーザーに届けたいアプリを作ってこそ
ユーザー様に納得いただけるのではないかと思いました。

たった二年で何がわかるんだと思うかもしれませんが
自分自身が出した結論は以上のようになりました。

「やきゅとも!」に携わってくれた皆様方に
いままで本当にありがとうございました。

サービス終了までの少しの期間ですが
引き続きよろしくお願い致します。

今までのユーザー全ての方の名前が入った
エンドロールとか、ラストストーリーのFlashとか作ったら
喜んでくれるのかなーとか思ってたりします。

引き続き、僕は面白いアプリを提供できるよう努力してまいります。
現在は、演出(HTML5やFlash)の方やってるから
いつになるかわかりませんが、またアプリでお会いしましょう。
スマホで出す!

驚かせてみせます。
サプライズ⇒GO NEXT!

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