型とブランディング


今回は、型というものに注目します。

 

型とは
1: 個々のかたちのもとになる(と考えられる)もの。
2: 模範となるもの。手本。「典型・儀型」
3: その典型的な様子を持っていること。その類型に属すること。タイプ。

 

先日、フリースタイルダンジョンをたまたま見ていたのですが、何故ラッパーは、皆似たようなファッションに行き着くのか?そこの定義を壊そうと思う人はでてこないのか。という疑問を自分にぶつけてみました。おそらくラップが好きになった時、そのルーツをたどり原点にいた人をリスペクトし、憧れみたいな部分から浸透していったのでしょうか。。。ラッパーに限った話ではないですが、型という視点で世の中をみると色々気付かされます。

 

わかりやすい型といえば血液型
A型・B型・O型・AB型の4つがありますが、

  • A型:几帳面・真面目
  • B型:マイペース・自己中心的
  • O型:社交的・大雑把
  • AB型:天才肌・二重人格

みたいに血液型からその人がどのようなイメージなのか連想することができます。

 

ファッションでも同じことが言えます。

  • 個性的:ユニークでぶれない自分軸があるような格好
  • スポーティ:軽快で活動的な動きやすい格好
  • カジュアル:格式ばらずラフでくつろいだ格好
  • オネエ系:身体のラインがわかるような格好

とかファッションの着こなしから型にハマることができます。

 

ビジネスでいえば、マネタイズに関してある程度の型がありそうです。

  • フロー型:単発型の収益(商品購入/美容院/などなど)
  • ストック型:継続して得られる収益(定期購読/点検/保険/レンタル/教室型/ライセンス型/サービス型/会員制型/コミュニティ型/賃貸型など)
  • 手数料型
  • 広告掲載モデルなど

他にも色々な型があるかとは思いますが、この型というのはそれぞれに持つ”イメージ”・”手本がある”ということからうまく活用することで思考する時間やエネルギーを軽減することができると思います。

テンプレートやフレームワークという方がしっくりするかもしれません。
型にはまるというのはよくないイメージあるかと思いますが、この型を使って色々な組み合わせや+αのオリジナリティであったり、引き算してみたりして”らしさ”を出していくというアイデア思考方法もあるかと思います。

この型、ブランディングにも紐づいていると思っていて、

 

ブランドとは
1: 競合する企業・製品との違いを明確に提示
2: 商品やサービスまたは企業に対して(明確な)イメージを創り、そのイメージを消費者の頭や心の中に植え付けるための方法
3: 消費者が抱いている共通のイメージ

 

この型とうまくお付き合いすると、どのようなイメージなのかを消費者にスッと植え付けさせる事ができるのではないかというお話でした。