ディズニーランドとソーシャルアプリ

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ディズニーランドとソーシャルアプリ


ディズニーランドに入って、これはと思ったことをメモします。

■人を楽しませる
・リピーター率の高さ
▼新しいイベントをやるからまた行きたいという動機付け
(定期イベント(クリスマスなど)+アニバーサリー(記念好き))
→ワクワクさせるパレード
・魅力溢れる世界観演出のイベント
→わかりやすい感情の演出。音+キャラの動き+ライティング

→イベントに応じて変化するランド内・キャラクターの装飾
・細かいディティール+あっと言わせる発見の提供

→追加されていくお土産の魅力
・どんなお土産がでてくるかのワクワク感
・また、お土産袋を手にした人が帰宅時にあらゆる所を歩き、その袋を見た人達が
ディズニーにいきたくなるようなバイラル要素(イベントの訴求)

→常に新しいことをやっている
・ディズニーランドというものの鮮度をいつまでも保っていられる

▼新アトラクション追加による再来訪の動機付け
→どんなアトラクションだろうという好奇心の引き立て

→追加されていくお土産の魅力
・完ストユーザー対策 + 新規流入

▼友達など複数でいくことにより笑顔の共有
→楽しかったという記憶を互いに持つことでまた行こうという動機につながるのではないか?
→1日で全アトラクションに乗り切れない・あの料理今度食べたいなどのまた行こうの動機付け

▼宝探し的要素
→隠れミッキーを探せ
・完ストユーザー対策

などなど

■物欲の煽り
▼一回あたりに一人が使う消費金額の高さ
・アトラクション後のお土産コーナーへの自然な誘導
→アトラクションでその世界感に浸った後に買いたくなる。

・帰りの際に楽しかった思い出をお土産によって残す
→食べ物+缶のデザイン(食べ終わっても二次利用できる)など

・各所に散りばめられたお土産コーナー
→買わせる導線

■乗りたいという欲求の動機付け
▼知りたい・楽しみたい・体験したいの煽り
・乗ったことのないアトラクションの待ち時間による期待感
・テレビなどの広告によるアトラクションの期待感

▼アトラクションの細部までこだわった設計
・一度目では気づかない点の発見がある
→二回目以降に改めて発見する喜び
→友達などに教えたくなるバイラル要素

などなど

今のソーシャルアプリの運営に求められているものと
意外にマッチしているのかと思いました。

ディズニーランドという島(国)のビザ(入場券)を手に
訪れた人たちは現実逃避をしたいが為にやってくるのか…

ディズニーランドはただ単に乗り物の楽しさを売っているのではなく
夢の国の疑似体験という非常に付加価値の高いサービスを提供している。

一つ思ったこと、
ディズニーランドに入る際に初期メンバーは会員カード作って
入りすべてのアトラクションの記録をそのカードにとって
アトラクションや食事処のコンプ要素であったり、何回以上、このアトラクションに乗ったら○○
などのインセンティブつけたらもっと来訪頻度があがったりするのかなー。

もしくは、アバターみたいに、ランド内などで各キャラクターに会ったときに
会いましたという情報をカードに持たせておくことで、キャラクターとの親密度があがるなど。

みんな同等のおもてなしという点で以上の事はやってはいけないとおもいますが。。。

■エンターテインメントとは
「人の気持ちを心地よくさせるような行為、楽しみ」

ショッピングモールが、ホテルが、ブティックが、書店が、銀行が、食品会社が・・・
色々な分野に次々とエンターテイメント性を取り入れている。
近年急速な成長が著しいインターネット市場も、他の分野以上にエンターテイメント性を必要としている。
こうした企業にとって、ディズニーランドは一つの参考とならないのか。

■世界観の徹底
建物のデザイン、施設のレイアウト、アトラクションのストーリー、キャストのサービス振り、映像、パレード・・・。
テーマパークの中のあらゆるものが「人を楽しませる」というルールに沿って作られている。

まだまだ、参考になる点はいくつもあるかとは思いますが、
今回思ったメモは以上おしまい。