ハイパーリアリティの世界が、いま始まろうとしている

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ハイパーリアリティの世界が、いま始まろうとしている

どうもspaです。今日はAR(拡張現実)やVR(仮想現実)のような人によって作られた人工現実が、より幅を効かせ、やがて視覚だけでなくリアルな触覚やリアルなモノとのインタラクションができる世界が割と早くやってくるのではないだろうかと想像する。


まずはこの動画を見て見ていただきたい。

この動画は、Hyper Realityをテーマにしたコンセプトムービーです。

HyperRealityとは、虚構でありながら、本物にきわめて近い実在性をもっていることのことを言うそうです。

ということで、見ての通りARグラスのようなもので視界にあらゆるデータが拡張されて表示されています。このデータは位置情報やらカメラによる画像解析、音声などあらゆる情報から表示されるデータをコントロールしているように見受けられます。現時点でも細かいクオリティは置いておいて、このような仕組みは開発できそうです。

そして、ここ最近のVRについては、Oculus GOといった格安VR機器や、HTC VIVE Proのような本格VR機器出て来ました。2014年あたりから始まったVRの波は、未だ一般のユーザーの手にはなかなか届きにくい状態ではあるもののロケーションベースのVR施設はかなり増えているように見受けられます。

これが意図しているものは何かと考えてみたいと思います。
そこには、「空間」「一体感」「感情」の関係性があるような気がしています。

具体的には、個人でVR機器を買うハードルが高かったと思います。それは金額が高かったというのもあると思いますし家の広さなども影響してそうですが、何よりも私が感じるのは家で一人で体験しててもなんだか寂しく感じてしまうということです。知らない人と一緒にポーカーしたりしてもどっか寂しい。私自身の没入度が足りないだけかもしれないですが、ロケーションベースほどの楽しさはないと感じます。その違いは友人や知人と一緒になってプレイすることだと思いました。それは空気感なのか声がリアルに聞こえ感情を共有できるからなのか。プレイ後にリアルな表情がみれるからなのか細かい部分はわかりません。

このことから、何を言いたいかと言うと、このHyperRealityの波の始まりも一部の限られたロケーションをきっかけに浸透していくのではないかということです。

それは、映画館で3D映画をみるような感覚で、入り口で3Dグラスを渡されるようにAR(MR)グラスを渡され、その限られた空間の中ではHyperRialityを体験できるようになる。広い空間に様々なインタラクションが発生するためのセンサーが張り巡らせられていて、Hololensのような空中でタップするようなUIではなくリアルのモノに拡張されたコンテンツが表示される。屋内屋外問わず色々な場所で展開される。

これが、実現できると空間設計/施工も今までの工事手法とは異なり、かなり破壊的なスペーステックができると考える。

今は、VRやプロジェクション中心のデジタル空間施設があるが施設を暗くしなければいけないなど制約も多くできることが限られている。そこの課題を超えていく時代がもうすぐやってくるに違いない。