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家庭用フルHDTVの次は家庭用3DフルHDTV!?

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家庭用フルHDTVの次は家庭用3DフルHDTV!?

昨日、初めてブロガーイベントというものに行ってきました。
内容はPanasonic「3DフルHDプラズマシアターイベント」
もう大人版社会科見学モード全開で体験してきました。

3d.jpg
家庭で見れる3D」といったら?
昔、家とかで見れた浮き出て見える3Dといったら、赤青の謎のサングラスをかけて見るものとか、
ぶれた絵のカードを角度変えてみると浮き上がって見える。というものが一般的かと思いますが、
これって微妙に飛び出て見える。なんか映像だぶってる。気持ち悪くなる。画質荒いな。
というのが記憶にあるかと思います。

a2aa.jpga3aa.jpg


でも、昨日見てきた、「3DフルHDTV」驚きました。
ココまで見やすくなったんだと。しかもコレが家庭で見れちゃうのかと。
昔、お台場のジョイポリスに行った時に「ダークチャペル」というアトラクションに乗ったとき、
すごい違和感なく映像飛び出るなーと思ってすごいなーと思っていたら、
それが今度は家庭でも体感できてしまう時代が来るとは。

で、「3DフルHDTV」って何なのか?といいますと、
今、「フルハイビジョンテレビ」と騒がれているものが以下の写真の解像度に対して
full_hd.jpg3DフルHDTV」とは、
フルハイビジョンの解像度を活かしつつ、左目用と右目用の微妙に違う二つの映像を同時に再生することで、臨場感のある3D映像を体感できる。というものになっている。 3dfull_hd.jpg

えっ?どうやって再生させるのか?
あんまり難しいことは書いてもわけ分からなくなってしまいそうですが、

3d_fullhdplay.jpg倍速フレームシーケンシャル表示といわれるもので、通常一秒間に60フレーム再生してたものが、この方式だと一秒間に120フレーム再生されるということらしい(60Pの場合)

それで、テレビ側が、1/120秒ごとに右目用と左目用の映像を切り替えるために
テレビの隅についている赤外線でメガネに信号を送り同期させて、右目のシャッターを閉じる、
左目のシャッターを閉じるといった感じで、立体に見えるようになっているんだって。

3dfull_hd02.jpg↑赤外線と3D映像

↑3D映像を見るためのメガネ


以上説明したものが来年2010年予定で家庭にて見られるようになるらしいです。
ほんとに!?というのが正直な感想です。

■では見る為に何が必要か
3DフルHD PDP(3D対応プラズマディスプレイ)
3D対応 Blu-ray Disc プレイヤー(現行のBDプレイヤーでは無理らしい)
3D対応 HDMIケーブル
・シャッターメガネ
・blu-rayは現行製品を使用。

■制作側
・2眼3Dデジタルビデオカメラ(コンシューマ向けはいつ発売か未定)
(2眼3Dデジタルカメラは富士フィルムが今夏に発売予定)
・3D対応 映像編集機材(現在クォンテル社の「Pablo」で可能
(innfenoは対応していないのかな。)
・3D対応 Blu-ray オーサリングツール(現在は発売未定)


という感じで、私が思ったのは、
コンテンツ制作者側の負担は大きいだろうなと思った。
今までSDで編集してきた人がHDに変わった時にレンダリング時間が大幅に遅くなったのに、
更にこの3DフルHDのコンテンツを作るとなると、
撮影時に、焦点距離などの設定をしなければならないのと、
左目と右目でフルHD映像素材を収録しなければならない点、
編集時にHDの2倍の作業時間がかかるという事。
更に実写と3DCGのコンポジットを含めるとなると、
片目ずつのソースに対してマッチムーブをかけて3DCGを合成するのだろうか?
いづれにしても、大変そうだ。
出来上がった後の作品を見たらやりがいは大きいと思うけど、
制作単価が安いままやるのは、製作者を苦しめかねないかなと思った。
ネットワークレンダリングをうまく使う事ができればいいのだろうけど。

BD-Liveと課金システムを使ってBD上で、映画のグッズが買えたり、
スペシャルコンテンツはこちら(オンラインゲームなど)みたいな形で
別途課金させる仕組みはつくれないのかな。

という話は置いといて、何故、こんなにも大変な事をやろうとしているのかというと
最近、雑誌やニュースなどでも、
立体映画の時代」と言われるほど、3Dを体感できるという映画が話題になっている。
その背景には、ハリウッドの3D映画の状況が関係しているらしく、アメリカでは3D映画(立体視)が
ヒットしているらしい。(3D映画を公開すると1スクリーンの売り上げが約3倍になる)という事で、
panasonicは、ハリウッドと協業で「3Dをそのまま家庭でも見られるようにできないか」
という試みから家庭用フルHDTVを市販の製品で実現しようとしている。
しかも、来年2010年以内には製品が出るかもしれないという話。

んー。そうなんだーという感じ。
で実際に3DフルHDTVというものを見た感想は一言で。
「すげぇ」
汚い言葉ですみません。

すごかったです。
私個人的には、フル3DCGで制作されたものより、
実写で撮影されたものの立体視できるものの方が良かったです。

オリンピックのスキーを撮影された素材があったのですが、
仰角で撮影されていて、画面手前側が雪で、その雪の粒粒がすごいリアルで、
また、奥からスキーヤーが滑り降りてくるんですけど、
その奥行き感ときたら素晴らしいものでした。

ただ、撮影状況によっては、
全フォーカスで、カメラ前面に何か被写体が来ると、少し違和感が感じられる時もありました。
思ってた以上に、目の疲労感もなく、気持ち悪くもならず、良い印象でした。

この3D対応Blu-ray発売に向けての現状問題点としては、
・字幕はどう表示させるのか?
・視力が悪い人達にはどうするのか?
・3D対応していないBDプレイヤーを持ってる人が3D対応BDを再生したときに再生できるのか?
・3Dテレビ放送が始まったら録画はどうするのか?
・メガネをかけている人は、更にシャッターメガネをかけなければいけないのがつらい

他に出たアイデアで面白いなと思ったのが、
音声も6chではなく、3Dにしないのかと。
コレできたらオモシロイだろうなー。

ということで来年のpanasonicに期待しましょう。
まだまだ発展途中のblu-ray市場ですが、
今後はゲーム、映画、テレビもBlu-ray市場盛り上がるのではないでしょうか?

また、今回のブロガーイベントで、この記事を書いている人が
いるので良かったらご覧ください。
私なんかより、良い記事かくひとばかりです。。。
http://agilemedia.jp/panasonic/3d/review_20_0.html

最後にブロガーたるものは、 iPhone、ネットブック、カメラ必須が常識なのかな。
ほとんどの人がスマートフォンかネットブック持ってた。

あと言っていいのか分かりませんが、私的には、
ヘッドマウントディスプレイ型の3DフルHDTVはできないものなのかと。
でもって頭の天辺にセンサーつけて、
顔をぐるっとまわすと、モニター内の映像も合わせて回るという仕組みで、
3DフルHD。
面白そうです。


■関連記事
http://shinagawa.laff.jp/blog/2009/06/post-1b16.html
http://panasonic.co.jp/3d/
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090122/rt078.htm
http://japanese.engadget.com/tag/hmd
YouTubeが3D動画に対応


ココまで読んでくださった方、ありがとうございました。



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